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その人

作詞: ハチ

今日は人生の一つの節目でした。
昨年の5月に素敵な出会いがありました。
その人は突然僕の前に現れました。僕の勤めてた会社に新人として入社してきました。
僕は既婚者で一児の父です。
その頃の僕は人生で最も迷える時期で公私共に自暴自棄になっていました。
でもそんな僕にその人は僕に誰とも変わらず普通に優しく明るく接してくれました。その人は僕が他人には理解不能な感情をさらけ出しても、それをしっかりと受け止めてくれる強く優しい人でした。
そのうち僕はその人ともっと一緒に居たい。そばに居てほしい。そして大切に守りたいという気持ちでその人に思いをぶつけました。
その人は僕の思いを受け入れてくれ、それから二人の付き合いが始まりました。
僕はその人と居ることで失くしていた自信を取り戻しまるで10代にでも帰ったかのような気持になりました。
僕達はいつまでも飽きることなく喋り続けました。時間はあっという間に過ぎていきました。本当に充実した毎日でした。
二人でならどんなことも乗り越えられると思っていました。
その人は決して僕を傷つけたりはしない人でした。
そして今思えば月日が流れるにつれその人がそばに居る事が当たり前でどんな身勝手な事もすべて受け入れてくれると僕は錯覚し始めたんだと思います。
その人が僕に沢山の自由を与えてくれた反面、知らず知らずに僕はその人の自由をどんどん奪っていってました。

今思えばその人は苦しんでいました。

それでもその人は僕の事を愛そうと必死だったんだと思います。
僕はまだその時もそれに気付いていませんでした。

同じ職場だったその人は一身上の都合で退職することになりました。
その頃からでしょうか僕がその人を失うことに不安を抱き始めたのは。
出会ってずっと一緒に居たから同じ時間を共有できなくなるという事がとても不安だったんだと思います。
でもその人との「I BELIEVE」という合言葉がありました。それが僕の頼りでした。
でもその言葉さえも信じる事が出来なくなったのは僕の方だったんじゃないかと後から思います。
一か月後、僕も仕事を辞め新しい仕事に就きました。
結果、ますますその人と時間はすれ違い始めました。
僕は何度もその人に二人の時間が合う仕事を探すよう言いました。
でも、本当に信じていればそんな事も必要なかったんだと思います。

その間、僕は人生の大きな転機を迎えていました。

離婚です。

その時、まだ成立したわけではありませんが、そっちの方向で具体的に話が進み始めました。
僕はもっとその人を失う事が怖くなっていきました。
家内とは別れるつもりだったので何も感じませんでしたが子供の事を考えるようになりました。
まだ4歳の子供を母親から離す訳にはいかず家内に譲る事は承諾していましたが家内が月に一度も会わせたくない等と言い始め僕は混乱し始めました。その時点で僕は子供とは会える時には会う。
そして、その人も失いたくない。そんな身勝手な事を考えました。
それからというもの僕はその人への失いたくない思いが少しずつ少しずつ膨らみはじめ、ますますその人を傷つけていったんだと思います。
正直、何が何だか分からなくなる時期がありました。
しかし12月に入り僕は大きな決断をしました。その人と子供、この両方を自分の都合のいい様にするなんて勝手なんじゃないかと。
それにその人の事を伏せて嘘で作った幸せを求めるのは卑怯だろうと考えました。僕は子供と会う権利を捨ててその人を選択しました。
僕は身内や友人にさえ、その人の事を話していませんでしたがすべてさらけ出しました。
でもそのことをその人に伝えることは出来ませんでした。その人がそれを負担に感じるのではないかと思ったからです。
でも、その頃には既にその人には別の心の負担が掛っていた事に僕は気づいてやる事が出来ませんでした。
決断をした数日後、その人は僕に距離を置きたいと言ってきました。
僕はそれを拒否しました。
僕は距離を置くことでその人が居なくなってしまうこと、決断をした直後だっただけにその人の気持ちを受け入れ難くなってしまっていたこと。たったこれだけが理由です。
でも本当に信じる気持ちがあるなら僕はきっと受け入れていたんだと思います。全部自分の都合が優先でその人の気持ちを解ってあげようとしていなかった気がします。
僕はその人のために今一人で戦ってるんだから終わるまで待っててくれという思いでした。
実はその人も揺れ動く気持ちに一人で戦っている事に全く気付く事が出来ていませんでした。
僕は距離を置きたいとの願いを拒否し説得しました。
その人は納得をしてくれたと思っていました。いや、納得するよう自分自身に言い聞かせたんだと思います。
その後僕はすべてを話した事やその人の揺れている気持ちに更に不安を抱き次第に情緒不安定になってきました。
些細なことでその人を傷つけ続けてしまいました。
本当に酷い月だったと思います。
後半、僕はその人の異変に気付きました。やっとそこで自分がその人にしてきたことを深く考え始めました。
やっとです。散々その人を苦しめ、その人は一生懸命SОSを出していたにも関わらず、態度が変わり始めてやっと気づいてやっと考え始めたんです。
僕は自分一人が戦っているんだと勘違いしてました。その人の方こそ僕なんかよりも必死で戦っていたんだと気付きました
でも僕はその人の異変に気付かないフリをしました。
別れを切り出されるのが怖かったからです。
その人を失うことで独りになってしまうと思ったからです。
僕はその人の異変に気づいてから寝ても覚めても自分の過ちを悔いる様になりました。何とかその人の気持ちを取り戻したいと思いました。眠れませんでした。独りになる恐怖にさいなまれていました。一日一日が今までに経験した事のないくらいスローなスピードで流れて行きました。
そして僕はその時点でも自分の事しか考えていなかった様な気がします。
少しずつ少しずつその人の立場に立って考える様になりました。それでもすべてを解ることは出来ていませんでした。

新年を迎える頃、僕の心は限界に来ていました。
僕は気づかないフリをやめてその人に直接気持ちを聞く決意をしました。覚悟は出来ていました。
僕は電話しました。会って話したかったけどその人は会えば言いたい事が言えなくなる。僕が言いたい事を言わせてくれないと言いました。
僕は正直ショックでした。言われた事がショックだったのではなくてその人をそこまで追いつめてしまっていた事がショックでした。
電話でその人に身内にすべて話した事を隠していた事、そしてその理由、今の自分の気持ちを言い、その人の気持ちを聞きました。
その人は自分の気持ちを説明するのが苦手な人だったけどその人なりに話してくれました。耳を塞ぎたくなる様な事もハッキリ言ってくれました。
言いたい事があるならハッキリ言えば良いのにと僕は思ってたけど言わせなくしてたのは僕の方でした。
その人は僕が弱い人間だということを見抜いていたんだと思います。
「ごめん」と言われて僕は涙が溢れました。
僕が悪いのに何で謝るんかって思いました。
僕の方がゴメンって言いたかったのに言えませんでした。
その人は僕の悪いところ嫌いなところ今までの不満等を沢山言ってくれました。
辛かったけどやっと生かされた気持になっていきました。
そして距離を置く決意をしました。やっと僕は自分のためではなくその人のために出来る事をしたと思いました。

僕がもっとその人へ愛情を注いであげていれば、その人の立場に立ってあげる事が出来てれば酷く苦しむ事も苦しめる事もなかったんだと思います。
でも失くしそうになって、または失くしてから気付くことは本当に簡単だと思いました。
失くしてしまう前に気付いてあげること。助けてあげること。これが本当の愛情だと知りました。

僕は本当に傲慢な人間だったとつくづく知らされました。
でも人を思いやる気持ちや自分の至らないところを教えてくれたのはその人でした。
僕に愛情をいっぱい注いでもくれました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

日頃からウルサイと言われてましたがこれだけは言わせていただきます。
どうか体だけは十二分にいたわってあげて下さい!


本当にありがとう。

※この歌詞"その人"の著作権はハチさんに属します。

作詞者 ハチ さんのコメント

これ詞じゃないですね。
ごめんなさい。
でもメロディつけて心こめてダラダラ歌いたい気分なんです。

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この歌詞へのコメント (10件)

須賀谷 啓

'09年1月4日 04:55

この歌詞を評価しました:感動

ちょっと目が潤んでるのは画面の見すぎでしょうか?

詞じゃなくてもいいと思います。
自分の気持ちに素直なら。

結果的に悔やんでいて、
最後に「ありがとう」って言えて、
それだけで はちさんは優しい人だと思います。

感動しました。
良い詩をありがとうございました。

ハチ

'09年1月4日 10:11

とんでもない

ありがとうなんてとんでもないです。
自分の無様な実体験を赤裸々に書かせていただいただけです。
こんなのでも評価していただいてありがとうございます。

ジガジサン

'09年1月4日 11:33

この歌詞を評価しました:感動

すごい赤裸々な思いがつづられていますね。
はちさんの想いがストレートに胸へとびしびし
伝わってきました。
ここに書かれてあることはすべて、
その人へのありったけの想いなんだろうなぁ・・・

ハチ

'09年1月5日 11:53

ジガジサンさんへ

コメントありがとうございます。
いつも実体験を元に作るのですが今回のは作るというよりただ書いたって感じです。

ばる

'09年1月5日 20:31

この歌詞を評価しました:共感

どうも。ばるです。
私の歌詞にコメントいただいてありがとうございました。

「その人」読ませていただきましたが、元彼のことを思い出してしまいました。

失くしそうになって、または失くしてから気付くことは本当に簡単だと思いました。
失くしてしまう前に気付いてあげること。助けてあげること。これが本当の愛情だと知りました。

相手のことを思ってしていたことでも、実は自分のためだったなんてこともよくあって、人を大切にするって難しいなんて思ったことが蘇ってきて、思わず涙ぐんでしまいました。



__

'09年1月7日 00:40

この歌詞を評価しました:感動

「その人」のことを考えてつくったんですね。
それを歌にすると15分くらいのバラードになってしまっていて。
本当にそういう歌ってあるんですね。。。
歌詞にはおさまらないほどだったんだと思いました。

>「ごめん」と言われて僕は涙が溢れました。
>僕が悪いのに何で謝るんかって思いました。

ここが印象的でした。

ハチ

'09年1月12日 21:50

ぱるさんへ

コメントありがとうございます。
きっとみなさん似たような経験ってあるんでしょうね。
僕には今回の経験は人生観を変えてしまう出来事でした。

これからも共に頑張りましょう^^

ハチ

'09年1月18日 09:07

リキュールさんへ

こんなダラダラと書いたものにコメントしてもらって本当にありがとうございます^^

本当に嬉しいです。

これからも頑張りますのでよろしくです。

紫帆

'09年1月18日 11:36

この歌詞を評価しました:深い

初めまして、紫帆と申します。

画面にこの詞が出てきたときは衝撃的でした笑
詞じゃないのに、こんなにすんなり心に入ってくるのは、
はちさんの心の中が全部ここに書いてあるからなんでしょうね。
自分はまだ学生で、恋愛経験とかもほとんどないですが、
こんなに想ってもらえる“その人”は幸せだなぁと感じました。

はちさんも、どうか体だけは十二分にいたわって、
これからも頑張って下さい!
応援しています^^

ハチ

'09年1月18日 22:31

紫帆さんへ

コメントありがとういございます。
他人の事ばかり気にせず自分の体を十二分に気遣いますね^^

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