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忘れな草

作詞: 景愁



いつも通りの帰り道 いつも通りの歩幅で
別れを惜しむかのように 通り越していく

道端の忘れな草を 一輪摘み取り
胸ポケットに飾ったら 何か込み上げた

街並みは急に モヤがかかったように

駅まで続く 真っ直ぐな道を
駆けた思い出 漂っている
思い出すたびに終わりは近づく


まるで異次元にいるよう 歩く私だけ
あの公園も大通りも そこにないかのよう

暮らしている人の 姿さえ霞んでいる

ただ鮮明に 蘇る記憶
橋の上から 眺めた夕暮れ
懐かしむほどに遠ざかっていく


冷たい風に乗せ 忘れな草 飛ばそうとして

思い留まる… この街は常に
留まることを 知らないのだと
気がついたときにこの身を恥じた

過去を引きずっていたのは 私だけだった



※この歌詞"忘れな草"の著作権は景愁さんに属します。

作詞者 景愁 さんのコメント

「思い出になる」ということは「二度と戻らなくなる」こと。そして「思い返す」ということは「終りが近い」ということ。そんなことを書きました。

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